2008年12月12日
セルロースファイバー断熱の家つくり
セルロースファイバー断熱の家つくり
珪藻土、漆喰等の塗り壁、パイン、杉、ヒノキなどの無垢フローリングにセルロースファイバー断熱での高断熱の家つくり
自然素材パネルMOISSで木造最強耐震工法の実現し、接着剤、塗料まですべて天然素材を使用
したミワランドのエコハウス、エコ住宅の実況生中継です
ミワランドではリフォーム事業は年間数百件工事をさせていただいてますが、わたくしは新築工事を主に
担当しているのであまりリフォームには携わらないのですが、今回は新築されるお客様の母屋をリフォームするので
現場に顔出し

こちらのお宅は、母屋を新築したのですが、化学物質を多用した家つくりのために、住むことができなくなり、
娘さんは別宅にて住まいを移し、また残った家族も喉が痛く住めない状態にあるとのことでミワランドで
シックハウス対応のリフォームをしてます。
最近は月に数件このような相談がありますが、調べによると日本人の4~5%の人がシックハウス症候群だそうです

よくシックハウスの状態を示すのに、ビーカーがこぼれると症状が出ると言われてますが、こちらのお宅の娘さんは
その更に上をいく「化学物質過敏症」の状態です
化学物質過敏症の方は、化学物質の家に住んで咳や喉が痛くなるだけでなく、普通の生活でショッピングセンター
にも行けないほどの症状になります。
実際は檜の柱でも反応するほど過敏になるので、今回ミワランドで新築する際も全ての木や素材を枕元に置いてもらい
検証しながら素材を決めていきます。
聞いているだけで痛々しい思いがしますがそれ以上に何故このように化学物質のガイドラインを非常にゆるい基準で
決めているのかお国に対して疑問が生じます。
さて母屋の改修ですが、まず床下を3箇所開けます
今回は床下の防蟻材「ヘルスコキュア」で防蟻します
床下の束や束を止める根太ボンド、むくり止めをとめる発砲ウレタンに炭を塗ります
床下の防蟻材には合成ピレスロイド系ないし、カーバメイト系の薬剤が主流となっていますが、実際に化学物質には
変わりないので、この防蟻材が塗られている大引きや土台にも炭を塗ります
土台は注入土台でした
この土台は加圧式防腐・防蟻剤注入(アピトン注入土台等)がされており基本的には化学物質木材です
その後、アルミホイルでボンドは封をします
他社さんが建てた家に対して文句を付けることはしませんが、どれだけ基準を通した材料でも、多量に使用すれば
かなりの毒性を排出することになるので注意が必要です
やはり自分の家は自分で、自分で食べるものは自分で守るしか道は無いのでしょうね・・・・・(何か悲しいですよね・・・・)
Posted by 中堀健一 at 08:08│Comments(0)
│シックハウス対応住宅